WETHER
「うるさいな〜」

そう言ってる間に美術館の屋根の上に乗っていた。

「あ、ウェザーだ」

野次馬の中にいた一人がウェザーを指差した。
それを聞いたとたんに、カメラマンはウェザーの方にカメラを向け

野次馬はザワザワ騒ぎ始めた。

「今宵もお宝【悪魔の笑顔】は頂きました。
次のターゲットはあなたかも…
See you later」

俺が言い終わるのと同時にもう一度翼を開いた。
「ちょっ、ウェザー」

ウィンが泣きそうなのは気にせず俺は飛んだ。

「フギャーー」

同時に風をおこしその場から消え去った。
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