先輩は俺の幼なじみ☆



「保健室に遊びに来るほとんどの女の子達、いつも2人の話してるのよ?」



と、椅子に座りながら言ってきた。



……俺ってやっぱ男っぽくないのかな…?



絶対“可愛い”は男にとって言われて嬉しくない言葉…。



「あ、でもね?」


『?』



クルッとこっちを向き、にこりと笑った宝生先生。



「翔君、可愛いって言う女の子もいるけど、カッコいいって言う女の子も少なくないのよ?」


『…へっ?』


「ふふ、良かったわね。」



女子が拓斗だけじゃなくて、俺の話をしてるっていうのが信じられないけど、そうだったら嬉しいと少し思った。



< 30 / 166 >

この作品をシェア

pagetop