悪魔の口付け


キーンコーン、
カーンコーン



「じゃあ今日はここまでだ。また明日な。」



いつものように過ぎていった1日。


気がつけばもう放課後で…



「霧島ー、ちょっと来てくれ。」


「あっはぃ!!」



呼ばれたのは私。

何かすごーく嫌な予感がする。








「お前、今日日直だっただろ?悪いんだが、この資料を綴じ込んどいてくれ。」



「資料って…この量を1人でですか!?」



「ホントすまんな。明日会議ってことすっかり忘れててな…今度飲み物奢ってやるから!」



「はぁ…まぁいいですけど。」




何でも奢ればぃいってもんじゃない。


だがそれに乗っかってしまう私も私だ。


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