ダンデライオン

そんな不安を嘲笑うかの様に、ふっと小さく優しい笑みを浮かばせて、あたしの頭を優しく撫でる悠斗くん。


「偉い偉い。もし君が飲むって言ったら俺どうしよって思ったよ。」

そう言う、悠斗くん。

「さすが、ナーナ。人の見る目あるね!」

「でしょー?真澄いい子だからゆーちゃんに紹介したくて!」

そう言い、一気にグラスのお酒を空にした、奈穂美ちゃん。

酔いからきたでたらめでもその言葉は嬉しかった。
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