姉ちゃんには秘密〜オレの甘甘ツンツンな想い〜オトコメセン
「……遊園地とか、行きません?」



姉ちゃんは、いつもねように明るく言う。オレは、ほっとしながら、イヤな表情をする。



「ガキかよ」



なんて言いながらも、オレはうれしかった。矛盾したオレは、うれしいくせに、イヤな表情をするのが、いっぱいいっぱいで先生がオレを見ていたなんて知らなかった。



「先生も良いですよね?」



「お前らが、良いんなら平気だぜ?」



「創くん好きだもんね?遊園地」



「恭子は、黙ってそこに居れば良いんだよ。余計な事言うと口塞ぐぜ?」



っ……



先生は、そう言いながら恭子さんの唇を奪う。恭子さんは、トロントした表情で先生を見つめる。



横を見ると、姉ちゃんも真っ赤になっている。



先生こんな場所で、やめろよな……大人はこれだからな。



「くっくっ、逢坂真っ赤だな?」



「うるせー!ハゲ!」


「悔しかったら、逢坂もしてみろよな?」


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