先生あなたは誰が好きですか?
俺は答えに困った。

けど本当の事を話そう。

「分かった。佐藤の気持ちは

分かった。これだけは言わせてくれ。

お前を1度も義妹の変わりに好きに

なったのではなく、佐藤自身を

好きになった。生徒の1人では

なく、1人の女性として愛していた。

これから先も変わらない。

じゃあ俺は行く。」とその場を

去った。本当は抱きしめたかった。

けど佐藤の答えが俺との別れだった。

俺は竹田に連絡を入れた。

【佐藤を迎えに行ってやってくれ。

佐藤の答えは別れだった。】と

竹田は何も言わなかった。

そして「分かった。」と

俺は家に帰って泣いてしまった。

義妹が亡くなった時さえ

泣かなかった俺が大声を上げて

泣いてしまった。
< 83 / 107 >

この作品をシェア

pagetop