流星
星好きな親を持つ俺と星奈。
俺は兄貴に影響されたんだけど、星奈は初めから自分の意志で星を眺めていた。
高いところは嫌いなのに、星を見ているてきはそんなこと忘れてるみたいだった。
そんな星奈を、いつの間にか幼なじみ以上の存在として見ている自分がいた。
好きだと実感したのかいつか覚えていない。
でも、失恋は早かった。
『健兄!今日は星見える?』
『走ってきたの?星奈はホントに星が好きだなぁ…今日は見れるよ』
『一緒に行こっ!』
『そうだな。勇人も行くだろ?』
『当たり前じゃん!』
星奈は兄貴に恋をしていた。
なんで俺じゃないんだ、なんで兄貴なんだ、って毎日のように思ってた。