あなたは、あたしの『運命の恋人』

美佳子のこの笑顔を


永遠に、守りたい…


「美佳子…」


「なに?誠。」



「美佳子…俺と、結婚してくれないか?」



「えっ?」



美佳子が被っていた帽子が風に飛ばされた…


美佳子の顔…



美佳子の瞳から、涙が溢れてきた…




俺は、近寄り



涙を拭った…





「誠…あたしでいいの?本当に?」


「あぁ…もちろんだよ。美佳子じゃなきゃ、駄目なんだよ…


お前しか、愛せない…」



「誠…」


「俺の事…愛してる?」


「うん…凄く…愛してる…」


「じゃあ、俺と、一緒にいて…ずっと、一生、俺のそばで生きて、笑って…その笑顔を見せて…


美佳子…愛してる」



「誠…あたし…あたしも…あなたのそばで生きたい…あなたの笑顔を守りたい…


あなたは… 」


「俺は…?」



「あなたは、あたしの…」



「お前の…?」



「運命の恋人だから…」




そう言って、ニッコリ微笑む美佳子の唇に


何度も熱く唇を重ねた。



「美佳子は…」


「誠は…」




「あたしの…」



「俺の…」





『運命の恋人』だから…




「幸せになろうな…」



「幸せにするよ…」







愛してる…永遠に…






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