道

卒業式という名の最後の授業

卒業式が近づいてきた日から私たちのクラスでは日めくりカレンダーというものが存在した。

卒業式までの一ヵ月クラスメイトで一人一日を担当しカレンダーを作った。毎朝、その日にちを作った人が前にでて一言コメントを残して朝の挨拶をして終わり！っみたいな子供みたいな事をしていた。

最初は遊び半分でめくっていた日めくりカレンダーだったけど卒業式がちかずくにつれてめくりたくないカレンダーになっていた。

中二の時の私ははやく卒業したいとか思ってたけど毎日めくられるたびに胸が苦しくなり切なくなった………。

その時から皆とわかれたくない。ずっと馬鹿やっていたい。そう願うようになった。

けど親友の事でさみしいとか考えてられなくなった。

卒業式にでないと言い始めたのだ。最後ぐらいはって思うのが私の考えで、たかが半日、ほぼ教室に行かなくていいし、朝早くいけば皆とでくわさないし、なんてことばで卒業式三日前に控えた状態で説得を続けた。

でも、彼女は、きまずい、いまさら行きたくない、なんて事をずっといっていた。昔から親友はそうだけど、説得すればするほど無理なタイプなので、すぐに説得はやめた。
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