“俺様”大家の王国



私が、しばらく彼らを見ていると、

さすがに居心地の悪さに参ったのか、

彼らはおばちゃん二人が動いたのを察知すると、

さっさと外に出てしまった。

通報されそうにでもなったのだろうか。

(……何だったんだろう、今の人達。

おばちゃん関連? それとも来賓の迷子? 

不審者……)
 

それが、私に関わりのある事だと判明したのは、その夜の事だった。




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