“俺様”大家の王国
それでも泣きそうな祖母を、
説得してくれたのは、祖父だった。
黙って、保証人になってくれたのも。
私の居場所を誰にも言わないと、誓ってくれた。
祖父は、私の唯一の協力者だ。
いつもは割と、日和見タイプの事なかれ主義者だけど、
今回は状況が状況だと、悟ってくれたらしい。
だけど、必要なお金は全部自分で用意した。
小さな頃からこつこつ貯めた、
お年玉やお小遣いに、高校時代のバイト代。
今、この時使うべきだと判断した。