たまごやき2〜感情交差点
学級委員の進行で委員会は決まっていく。




体育委員を決めるときが来た。



立候補したときは亜紀も挙げたけど、辞退した。

優しか、手を挙げなかった。
だから、優に決定だ。
やっぱり、亜紀は辛かったんだろうね。

だって、8対1だよ??




ホントないわ、あの女。



ウチは、こう言った。

「ねぇねぇ、優ちゃんはさー、やりたい人を脅してまでやりたかったんだ。
しかも、関係ない人まで巻き込んで。ウチはそんな人に任せられない。
話あるなら1対1が普通だろ??ばっかじゃねーの???」




「そんなことしてないよ?ねぇ亜紀ちゃん?」


亜紀は黙ったままうなずいた。


「クラスのみんなもこれでホントにいいの?
やりたければ、みんなの前で意思表示すんのが筋じゃねーの?」




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