貴方・・・・・・
「拓斗が・・・・・・」
病院に行ってからもさくらはそれしか言わなかった。
「さくらぁー。落ち着こうよ・・・」
「だって・・・・・・だって・・・・・・」
私はさくらの気持ちなんて分からなかった。
「拓斗は死なねぇーよ・・・・・・」
私たちは手術が成功することをただ願っていた・・・・・。

3時間後・・・・・
「ご遺族の方はいらっしゃいますか?」
看護師の方に言われたけど、拓斗には母親はいないので、
かわりにさくらが行った。

少し時間が空き、さくらの鳴き声が聞こえた。
私たちはそのときに分かってしまった。
拓斗が死んでしまった・・・・・・・。

5時間がたち・・・・・・・
さくらが落ち着いたところで私たちは今日は帰ることにした。


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