ミラクル☆レイナ
結局、カズくんに手洗い場に連れていかれた私は、半ば強引に手を冷やさせられた

「はぁーーー……マジビビった……」

「ごめんなさい……」

カズくんと親しくしすぎない為に、距離を置いていたのに、かえって、こんなミスをしてカズくんを心配させてしまうなんて、本当に面目ない

私が申し訳なく思っていると、カズくん更に深いため息を吐いて言った

「はぁーーー……お前、最近どうしたんだよ?何か俺の事、避けてない?それ聞こうと思っても、ろくに話してもくれないし、帰りも何故か会わなくなるし……」

……それは私が、会わなくなるようにわざと時間やルートを変えて帰っていたから……

お陰で、レイナちゃんと2人で仲良く帰るカズくんを何度も見かけて、その度に、凄く胸が苦しくなった

私が黙り込んでいると、カズくんは不安そうに私の顔を覗き込みながら言った

「俺……三和に何かした……?」
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