床ずれ
うつぶせから始まる
あごから胸にかけての痺れ
その痺れがなぜか焦燥感を
やたら掻き立てる
人の目を気にしながら
一人じゃないけど街を歩く
勇気なんか無いけど
大声を張り上げる
悲しいね哀しいね
あわれな子みたいだね
うれしいね楽しいね
能天気みたいだね
ああ空はただ何も無いけど
もう雲は痺れた心思い出させる
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