幼なじみの彼と彼女〜大人編〜
「うん、急に悪いんだけど…」

俺は朝6時に高校時代からの親友、守口 徹に電話を入れた。

『いいよ!それくらい、お前の頼みならOKだよ!』

今、やり手の若手弁護士。

俺とは住む世界の違う人間だけど。

徹と一緒にいれば。

昔から自然と心が落ち着いた。

徹は二次元の世界が好きで。

絵も上手くて。

本当は漫画家やアニメーターになりたかったのに。

親に反対されまくって弁護士へ。

頭は元々良くて学年1番だった。

最近はメイド喫茶通いにハマっていて、たまたま連れて行かれた店で。

睦海がバイトしてたり…

偶然…いや、必然?

何だか世の中、不思議な繋がりや縁が多いな、と思った。
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