幼なじみの彼と彼女〜大人編〜
8.過去の自分
「…随分お疲れで」

夜、徹と合流した時には俺は疲れきっていた。

さすがに。

あのレースとプロポーズが同じ日じゃ…

盆と正月が一緒に来たのと同じだよ。



「紹介するよ、俺の幼なじみの…」

摂津、と言いかけて、止まった。

今は

「…布施 梓さん」

梓は徹に頭を下げると徹もまた簡単に挨拶をした。
< 125 / 203 >

この作品をシェア

pagetop