●罰ゲームの会●
「言ってねーし!勝手に話つくんなよ、キユーピー!」


彗くんはかぶってたキャップを脱いで、テーブルに叩きつける


キユーピーっ!ぶっ…、私のタカシくんの第一印象もあながち的外れじゃなかったみたい


「おー怖っ!彗っちいつから先輩に逆らえるようになったのかなー?」


トモさん、彗くんの前髪を指で揺らしてニヤニヤ笑う


「今日の失態の責任取る?彗っちが全部一人でやるっつーから、今日の手配全部任せたのに…


ブッチした女子二人の飲み代自腹で出す?あ!また罰ゲームするか」


イシシと歯見せて笑ってる


「勘弁して下さい…すんませんでした」


あら?彗くん簡単に折れちゃった


コップに入ったジンジャーエールをごくっと一口飲むと、 開き直ったように私の顔を見る
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