呪われたプリントクラブ
春奈は「ここから出よう」と言い出した。
しかし……
「…開かない!!」
このプリクラに出口は無かった。
さっきまで開いていた横のカーテンも下まで下がり、
このプリクラ機の中は隔離された。
「何だよコレ……
開けろよ!誰か!」
優華やあたしが叫んでも開くことは無かった……
「もう……
優華がこんな夜中にプリクラ撮ろうなんて言うからだよ!!」
「はぁ!?
あたしが全部悪いわけ??」
岬と優華がケンカになった。
「喧嘩はやめなよ!!
そんなことしたって状況は変わんないぢゃん!」
春奈が二人の間にわって入る。
「これ、きっと撮り終わるまで開かないんじゃない?」
「じゃあドレにする…?」
「何でもいいよ……」
その時!!
『赤コースで決定』
「何で??
時間切れ?」