実録 出会い系サイト!!『実話』
「たまたま亜美のお昼休みに電話したの。そしたら…、救急隊員の人が電話に出て…。急いで病院に来たんだよ。最初はビックリしたよー(笑)。」



「…。なんかよく分かんないケド、心配かけてゴメンね。」


アタシがそう言うと、拓人は少し安心したように椅子に座った。


…………。


「ゴメンね、亜美。俺、亜美のコト守るって言ったのに…。気付いてあげられなくてゴメン…。」


拓人は下を向きながら言った。


「拓人のせいじゃないよー。何で拓人が謝るの??この前も言ったけど、最近仕事が忙しくて、少し疲れがたまってただけだから…。」


アタシは笑顔で言ったが、拓人は下を向いたままだった。


「拓人ー!アタシは拓人がいてくれるだけで幸せだよ。だから、そんな顔しないで…。」


「亜美…。」


一言だけ言うと、拓人はアタシの手をギュッと握った。


点滴をしてもらったせいか、久しぶりに眠ったせいか…病院を出る頃には、すっかり元気になっていた…アタシの体だけ。

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