実録 出会い系サイト!!『実話』
「ふーん…。そうなんだ。」

また、小悪魔みたいな顔をしてこっちを見ているリナ。


「リナは??ユウジ君とうまく行ってるの??」


「んー。まぁ、普通かな。相変わらずって感じ…(笑)。」


そう言って、リナはお茶を一口飲んだ。



…………………。


少しの沈黙の後、リナが勢いよく言ってきた。


「亜美!その拓人さんって人に会わせてよ。ユウジと四人でダブルデートしない??」


「え??ダブルデート……??」


゙やっぱり言うと思ってた…。リナのこのセリフ…。″


「いいじゃーん。亜美だって、ユウジに会いたいって言ったじゃん。それと同じ。私も亜美の未来の彼氏に会ってみたーい!」


…………。


゙未来の彼氏って…。″


「うーん。分かった。拓人に聞いてみるね。」


そう言って、アタシは携帯を取り出し拓人に電話をした。


返事は、OKだった。


電話を切り、携帯をテーブルの上に置くと、リナが、

「あれ??亜美、携帯変えたの??」


と、突っ込んできた。


……。


「…………(笑)。この携帯は、拓人専用なの。アタシの携帯は今まで通りだよー。」


少し照れながら言った。

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