愛してた
私とあなたの出逢い
2000年4月
私は“高西高校2年”に進級した。

「えみちゃん!えーみーちゃーんー!」
「ふぅ?」
「もぉ!早く起きないと!後1時間で家出ないと間に合わないよ!」
「えっ?うっそ~。起きます!あっ!ご飯は?」
「俺が作ったから早く顔洗って、着替えて、メイクして、髪の毛盛って!えみちゃんメイク時間長いんだから!」
「あっ!はい。」
私は流ちゃんに怒られながら
急いで布団をたたみ階段を降りて、洗面台に向かった。
私は顔を洗い歯磨きをした。
その後ご飯を食べようと思い流ちゃんが居るリビングに向かった。
「流ちゃん。ご飯何?」
「ご飯ねぇ…ベーコンエッグとご飯と味噌汁だよ~。」
「流ちゃんにしては凄いね!」
「あ~そんな事言うんだ~!ってか早くメイクしなよ。ご飯片付けちゃうよ?」
「ごめんなさい、ごめんなさい。食べます!」
私はそう言いながら
弟と朝食を食べた。

私は食べ終わった後
急いで自分の部屋に行き
メイクを始めた。
洗い物を終え私の部屋に来た
「えみちゃん入るよ?」
返事をしてないのに
私の部屋入って来た。

「メイク出来た?」
「出来たよ。流ちゃんして~。」
「いいよ~。今日はメイク濃いいから沢山盛っていい?」
「おっ!流ちゃん気づいたか!今日は濃いくしちゃった。」
「分かるよ~。えみちゃんをどれだけ見たか知ってる?」
「知らないよ~。あっ!早くしないと。」
「そうでした。」
流ちゃんは
小4から私の髪の毛をいじり始めてそれから私がいろいろな事を教えて流ちゃんは私の髪の毛をセットしてくれるようになった。
私は学校の人に
スッピンを見せたことはない。
見せたのは流ちゃんだけだ


「はい。完成!」
「ありがとう。」
そして、私と流ちゃんは
一緒に登校をした。
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