蜜雨-ミツアメ-
そんなことはさておき、
さささ、さっきのイケメン~!!!
私は一瞬にしてその彼に恋に落ちたのだった。
俗にゆう、“一目惚れ”ってヤツだ。
その彼とは
そりゃあもう顔が整っていて
スタイルが良いなんてもんじゃない。
注)スタイルがとても良いと伝えたかったのです。
さわやかでとても清潔そうな…
そしてシャンプーのいい匂いがした。
と、そのさわやか少年のことを
考えていると、若葉が水を刺すように話しかけてきた。
「今の顔ニヤけてて、すんげえキモいよ。」
うっさいんじゃあぁい!
と言わんばかりにキツく睨みつけた。
「…じゃ、何考えてたのよ」
さっきの発言は悪かったと思ったのか、
めんどくさそうに聞いてきた。
(悪かったって思って無いでしょうに)
「麗奈様、恋しちゃいましたぁ!!」
「え!?まじでっ!!!
だれだれだれ~???」
おっ?食い付いてきたな、