my First boy last boy.





それって……


「今すぐでもいいけどね」



顎を手で上向きにされ、唇を奪われる。

角度を変えながら、何度も何度も。




頭がぼんやりして、ちゃんとした思考が働かない。




「…凪砂、俺と結婚して」



甘い吐息のように吐かれた言葉に、深く考えようとは思わなかった。


突然で、驚きはしたけど、もうこの人のこういうところには慣れ始めてる。




「うん、いいよ」





あなたから離れることなど考えたこともない。


結婚なんて…はっきり考えたことはなかったけど、海斗以外の他の人としようとも思えないし。


それにあなたとなら、一緒に人生を歩みたいと思う。




それくらい、気付いたら好きになっていた――…。




強く、きつく抱きしめてくれる彼を、愛おしいと思う。




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