my First boy last boy.

ストラップ





「おつかれーっす」


先に上がって従業員室にいた葛西くんが、着替えを終えたところだった。




「お疲れ~、今日めっちゃ混んだねぇ!」


おかげで肩凝ったよー。と、腕を上に伸ばす。




「あはは、凪砂さんそれ、おばさん発言っすよ」


「え゙っ。もーいいやいいや。どーせ葛西くんよりおばさんだし~!」


「はは。2歳くらいじゃないですかぁ」



笑うと少し幼くなるけどやっぱり、爽やかでイケメン。

イケメンはどこまでいっても、イケメン。




「凪砂さんって、面白いですよねー」


にこって、年上をたぶらかすのはやめてくれよ、若造くん。

しかしながら、身長が高い為、年下にはどーしても思えない。




~♪~♪~♪


ケータイが鳴り響き、咄嗟に自分のを見ようとしたが、もしもし?という、葛西くんの声のが一歩速かった。なんだい、そっちか。




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