my First boy last boy.
「うん…多分」
「もしかしてそれって、正門の前に立ってるあの人?さっきからずっと目が合ってるんだけど…」
…………
……え!?
舞の言ったことを理解するのに数秒かかった。
海斗が?
まさか……!
慌てて、舞が指差す正門の前に立っている人を確認した。
「……え。」
確かに、背が高い、結構イケメン…がいて。
周りの女子大生に、きゃあきゃあ騒がれていた。
なんだか、
…こんなこと、高校生の時にもあった気がする。
いつも思うのは、
秋ちゃんって、どこにいても目立つんだな…。
だけどなんで秋ちゃんが?
とにかく、もっと騒ぎになる前に移動させなくては。
と、急いで秋ちゃんのところへ走った。