my First boy last boy.








今日はコーヒーのおかわりがあんまり出なかったなぁ…。




お店的にはいいことなのかもしれないけど、


来た人には、ゆっくりしていってほしい。



あの緩やかに時が流れるような雰囲気を、見ているのが好きなのだ。




ふぅ…と、息を吐いて。

着替え始めた。


葛西くんは、裏の届いた荷物運びをさせられていたようで、5分程遅れて控え室に入って来た。




半袖で充分なくらい、外はまだ暑い。


それでも、秋はもうすぐそこまで来ている。


その証拠に、日が落ちるが早くなった。


もう、真っ暗だ。




「まだ暑いっすねー」



Tシャツの襟元を引っ張ったりパタパタして、風を送り込む葛西くん。


だけど、汗はかいていない。





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