my First boy last boy.
「ほんと、もったいないね!お姉ちゃんよくそんな人捕まえたねっ?」
にかって、いつも通りの笑顔。
急にふられたから、びっくりして「…あ、うん」としか返事出来なかった。
でも花梨は別に気にした様子もなく、
「あっ!てか、なんで春さんはここにいるの!?」
「花梨と同じ理由かな。」
「雨宿り?いきなり降ってきてびっくりだよねー!」
いつの間に、こんなに大人になったんだろうか。
「…花梨、お風呂はいいの?」
春との話に夢中になって、すっかり忘れている。
髪だってちゃんと拭いてないし、風邪ひいちゃうじゃない。
「あ~!忘れてた!入ってこよーっと」
ささっと立ち上がり、そのままお風呂場に消えて行った。