my First boy last boy.





カルピスソーダは、甘くて。だけど、しゅわっとちょっとほろ苦い。


なんだか、切なくて。




やっぱり、カルピスソーダも好きになれない……みたいだ。



まだ、

口の中に、―――後味が残ってる。







~♪~♪~♪


ケータイの着信音が軽快に鳴ったのは、みんなの注文した料理が来て、あたしは頼んだスパゲッティを半分くらい食べたとこだった。


サブディスプレイには、海斗の文字。



「もしもし?」



「あー、凪砂?まだファミレスにいる?」


「うん」


「帰り遅くなるの?迎え行こうか?」



迎え……春をチラッとみた。偶然とはいえ、やめといた方がいいかな。





「…あ、そんな遅くならないから大丈夫だよ!家の近くだし」




< 436 / 469 >

この作品をシェア

pagetop