わたしのレシピ


「でも彼氏はもっと痩せてるほうがいいって」

「そうなん?理解できないね。ガリガリとか申し訳ないけど何がいいかわかんないなー。俺はこれくらいが好きだよ」


そう言って、、、
───ぎゅうって、、、された。


「、、、っあ、、の、、、」

「ん?、、、あぁ、花火終わったね」


いつの間にか女の子たちは花火を終えて、辺りは暗くなっていた。

街灯も遠いから目を凝らさないとみんなが見えない。

視線を移動させたら、ふと足の上が軽くなった。

拓真の顔がさっきよりも近くにある。


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