わたしのレシピ


拓真はあんなこといっておきながらもしばらくすると普通にまた家にやってきたり、電話をかけてきたりした。

嫌いになれないとどうしても許してしまう。


でももう惑わされない。


そんなことをされるからどうしても嫌いになりきれなかったけど、もう夢見る気も起きなかった。

所詮友達なんだ。

悲しいけどどうしようもない。


一緒に時間を過ごせても距離は縮まらないんだ。


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