落ちていた遺書

ソンナ!!

「サチ……。

アミカも泣いていた。

そして

泣きながら

考えていた。



『ここからのキョリなら

飛び降りる前に

取り押さえられる。

チューガク時代

陸上のタンキョリ選手

だった私よ。

絶対

止められる。

ジョーも

いるんだから

ゼッタイに

大丈夫。

サチが

動いたら  

猛ダッシュよ。』


アミカは

ジョーに

目で

合図を送った。

ジョーも

目配せで

ヘンジをしてきた。

アミカは

タイミングを

計っていた。


と、その時!


「えっ!!」

アミカとジョーは

目を疑った。



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