野球男子
7回、偽恋人

9年間の想い



「お前の好きな人って…崎山洸だったのか…。」



アタシはコクっと頷いた。


「…じゃあさ、もうやめろよ…。」



え??


「どういうこと??」



「だからっっ!!崎山なんて…もうやめろっつってんだよ。」


「それができるなら最初からしてるよ!!
    できないの…!!好きなんだよまだ…!!」


「……っっ何なんだよ…!!大体お前はフられたんだろ!?んならもうさっさと忘れちまえよ!!」


…岳の言う通り。


アタシはフられた。


「…!!無理だよぉ…!!
   アタシには…!!」











< 153 / 279 >

この作品をシェア

pagetop