野球男子

「は、はい……。」


や、やばい…!!


めっちゃ美人。


モデルさんって思ったもん。


こんなキレイな人もマネなんだ……。



「えっと…穂波ちゃんよね??私3年生なんだけど、学年関係なく接してね。」



「はい…!!」


なんか相手が美人だと話すのも緊張する。


すっごい憧れるなぁ…。


「あの…美智流先輩はどうして野球のマネになったんですか??」


美智流先輩は少し顔を赤らめながら答えた。


「…好きな人がいたから。」



アタシと同じだ。


「その人はね、野球をしてると気がいっちばん素敵なんだぁ…。」


美智流先輩の美しさは増し、


アタシは息をすることさえ忘れてしまった。











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