恋い≒病い
恋≒病
カーテンの隙間から差し込む光が眩しくて、閉じたままの瞼をさらにぎゅっと硬く瞑る。

背中に感じる温かさと腰に纏わり着く重み。
薄っすらと目を開け目に映ったのは、見慣れない景色だった。

ほんの少し身体を動かすと、私の腰に回された彼の腕にぎゅっと力が入れられた。

今までの彼からでは想像もつかないその行動に、私の胸が早鐘を打つ。

私を後ろから抱きすくめるように眠る彼。
私は自分の身体に回されている腕にそっと触れてみた。


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