首筋、君の手が触れた。
美優、茜の信頼する友人。
茜は、自分の気持ちを、
はっきりさせる事にした。
放課後の教室。
茜と美優以外は誰もいない。
茜はぽつぽつと話しだした。
『最近ね、ある人がね、
すーごいすーごい気になる。
緊張が半端じゃなくて、
話し掛けるのもままならない。
それで、その人を見ると、
ふわって嬉しくて。
でも心がきゅ、てなる。
なんかしんどいんだ。』
茜は、どうしても解けない、
難解な問題を見ているような、
そんな目で空中を睨んでいた。