アタシのナイト
そして放課後


『翔太っ!帰ろっ?』

この日もいつも通り翔太と帰るつもりだったあたしは、珍しく自分から誘ってみた。


・・・・だけど。
翔太の反応はあたしの予想と違うものだった。


「あー・・ごめん。今日はちょっと無理かも。先帰っててくれる?」



―――・・・・え??

なんで?この日に限ってどうして??


でも、今日は翔太の誕生日。


いつもお世話になってる分、今日は好きにさせてあげなきゃ。



それに・・・・

『分かった、先帰ってるね』



彼女じゃないし・・・ね?
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