パリ・ローマ幻想紀行
「そうか、自分の思う通りに何でもできる、欲しい物を直ぐに手に入れる、美味しい物を食べる、優越感、これには限界があるのじゃ。心の葛藤には限界がない、解るじゃろな。貧しき者は幸いなのじゃ、悲しむ者も幸いなのじゃ、そこには葛藤があるからのぉ」
「権力者の世界には限界があり、平伏す者の世界には限界がないと言うことですね」
「一概にそうとは言えないのじゃ、激しい心の葛藤があっての話じゃ、心の葛藤がない者には、無限の世界が開けないのじゃよ」
「では尋ねますが、教皇党と皇帝党との戦いは、互に憎しみあった激しい心の葛藤があると思いますが?」
「そう思うか、心の葛藤と言うのは、心の内に秘めることを言うのじゃよ。外に出せば心の葛藤は憎しみに変わると言うことじゃ」
「我慢せよと言うことですか?」
「我慢じゃない、我慢すれば心の葛藤が単に我慢になるだけじゃからのぉ」
「平伏す者が我慢すると言うことは、権力者は権力者、平伏す者は平伏す者と、区別してみていると言うことですか?」
「そういうことかも知れぬ、権力者も人、平伏す者も人と見れば、いくらか我慢が和らぐからのぉ」
「権力者も人、平伏す者も人、権力者も平伏す者も区別せずに、人間とは何かと言う原点を思うことですか?」
「権力者の世界には限界があり、平伏す者の世界には限界がないと言うことですね」
「一概にそうとは言えないのじゃ、激しい心の葛藤があっての話じゃ、心の葛藤がない者には、無限の世界が開けないのじゃよ」
「では尋ねますが、教皇党と皇帝党との戦いは、互に憎しみあった激しい心の葛藤があると思いますが?」
「そう思うか、心の葛藤と言うのは、心の内に秘めることを言うのじゃよ。外に出せば心の葛藤は憎しみに変わると言うことじゃ」
「我慢せよと言うことですか?」
「我慢じゃない、我慢すれば心の葛藤が単に我慢になるだけじゃからのぉ」
「平伏す者が我慢すると言うことは、権力者は権力者、平伏す者は平伏す者と、区別してみていると言うことですか?」
「そういうことかも知れぬ、権力者も人、平伏す者も人と見れば、いくらか我慢が和らぐからのぉ」
「権力者も人、平伏す者も人、権力者も平伏す者も区別せずに、人間とは何かと言う原点を思うことですか?」