パリ・ローマ幻想紀行
「権力者も人、権力に平伏す者も人として認めることですね。そうすれば権力も消え、平伏す者もいなくなる。地位も富も同じ道理だということですね?」
「そう考えること、それがあなたと言うことじゃよ」
「権力者が平伏す者を人として認めず、平伏す者を支配するのはどうすればよいのですか?」
「同じじゃ、権力者、それがあなたと言うことじゃよ」
「今ひとつよく解らないのですが?」
「解らないと言うことば、それがあなたじゃよ。権力者は権力者の世界を見ている、平伏す者は平伏す者の世界を見ている。あなたは、どちらの世界が素晴らしいとお思いかな」
「そりゃ、権力者と平伏す者とを比較した場合に、当然に権力者だと思います」
「どうしてじゃ」
「権力者は自分の思う通りに何でもできるし、欲しい物を直ぐに手に入れ、美味しい物を食べ、優越感を体感できます。これに対して、平伏す者は束縛され、これらのことがすべて否定されます」
「ホホ、そうか、それでは尋ねるが、心の葛藤はどちらの方が激しく起るかの」
「そりゃ、平伏す者です」
「そう考えること、それがあなたと言うことじゃよ」
「権力者が平伏す者を人として認めず、平伏す者を支配するのはどうすればよいのですか?」
「同じじゃ、権力者、それがあなたと言うことじゃよ」
「今ひとつよく解らないのですが?」
「解らないと言うことば、それがあなたじゃよ。権力者は権力者の世界を見ている、平伏す者は平伏す者の世界を見ている。あなたは、どちらの世界が素晴らしいとお思いかな」
「そりゃ、権力者と平伏す者とを比較した場合に、当然に権力者だと思います」
「どうしてじゃ」
「権力者は自分の思う通りに何でもできるし、欲しい物を直ぐに手に入れ、美味しい物を食べ、優越感を体感できます。これに対して、平伏す者は束縛され、これらのことがすべて否定されます」
「ホホ、そうか、それでは尋ねるが、心の葛藤はどちらの方が激しく起るかの」
「そりゃ、平伏す者です」