星待ち~ネガイをかけたエイエンのセツナ~

二人きり

思えば光星くんと2人っきりになるの、初めてだな……



アタシたちは少し離れて歩いた



「光星くん、あのね、今日は親もお兄ちゃんもうちにいないの」



「だから夜遊びしてるのか」



「光星くんだって今こうして出歩いてるじゃない」




頬を膨らませたアタシを見て光星くんは笑った



さっきから機嫌悪そうにしていたから、やっと笑ってくれてほっとした
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