叶わぬ恋


「別れたいのか?」


彼の言葉はまるで何かの呪文のように


彼女をそこに凍りつかせ




「離婚する気はないからな。」



そう言って



立ち去り



「総くん・・・ごめんね。」






彼女が




かれを追って行った




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