真夜中の太陽
後悔するくらいなら、最初からしなければいい。
何度も思った。
だけど、歯止めが利かなかったんだ。
『もう会ったらいけない』そんなあたしの気持ちは、永輝を好きだという強い気持ちに負けてしまった。
永輝……――。
もう一度、あなたに会いたい。
幸せな未来なんて望んでいない。
ただ、もう一度……あなたに会いたいよ。
会って、もしも許されるのなら永輝の気持ちを聞きたい。
それが本望だけど……
でも、それが無理なら、せめて一目でいいから、あなたに会いたい。
「………?」
視線を感じる。