真夜中の太陽

今までのこと……。

頷いたけれど、忘れてしまいたいけれど……

完全に忘れることなんて、すぐにはできない。

それは永輝本人だって分かっている。



でも……それでも……。



――かんなさん……。

……ごめんなさい――。


何度も何度も、謝り続ける。



……あたしには、永輝を断ち切ることなんてできない。



どうか……

永輝のそばにいさせてください。



あたしは永輝を

愛しています――……。

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