カラー。
「毎日一緒に居ない恋人だってたくさんいるよ。」
「いやだ!俺は無理!一緒にいる!!」
あー、そんなにギューギュー抱き着くな。
絞め殺すつもりか。
上等だ。
「グエッ…!イダイ!ぐるじい、はなじでぐだざい!!………ゴホッゴホッ…フゥ-……」
はっ。私に勝てると思ったか、馬鹿野郎。
「うー…抱き着きたい…!どうしても駄目…?」
また目をウルウルさせやがって…
はあ…しょうがないな。
「ん。ちょっとだけなら。」
「おう…!!」
満面の笑みで近づく勇人を愛しく思うし。
やっぱコイツが大好きなんだよな…
「さあ!この流れで一緒に風呂でも…」
「入るか変態馬鹿野郎。」
結局勇人の思い通りになるのだろうと思うとイラッとするので、
赤いフンドシを違う色にしてやろうと思う、今日この頃。
熱い男は、いつ気づくか…見物だな。
―End―