カラー。


「で?何であんたが居るわけ??」

「何でって…彼氏が彼女の家に居ちゃ駄目なのかよ!」
「しんどい。暑苦しい。うざい。帰れ。」


「ひ…ひどっ…!!」





わぁーと泣き出した、一応彼氏なコイツは勇人(ユウト)。


なよなよしてるくせに、やたら熱い男。
どっちかにしろっての、ほんとに。


「ひでぇ…グスッ」



泣き虫なとこはどうかと思うが、何だかんだいって好きだったりします。



「はぁ…だって、昨日も一昨日も来たでしょ、あんた。しかも泊まってったし。」

「だって…いつも、いつでも側に居たいだろ!?それが恋人ってもんだろ…??」


そんな潤んだ瞳で見られても…


「しかも明日休みなんだろ?」

チッ……なぜか休みがバレてやがる。


「あ、ちなみに俺も明日休んだからずーっと一緒に居られるぞ!!」



嬉しくねぇーし、親指を立てるな馬鹿。



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