大切なもの。
名前を呼ばれて顔をあげると驚いたように笑う男。



「………誰??」


「ひっで―!!俺だよ!!隣のクラスと宮本!!宮本奏!!」


宮本……??


「……ごめん。分からないや…。」



「まぁあいいや。ところでこんな時間にどした??」


キャバクラの帰りなんて口がさけても言えない。


「…バイトの帰り。」


「バイト??なんの??」


うざ………。



「関係ないでしょ。じゃあね。」


店をでた。
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