pp―the piano players―
「今度、一緒に出かけるんだけど」
「「デートじゃん」」
 声を揃えて返事をされた。
 そう、だよね。傍から見ればデートだ。

「やっぱり付き合ってるんだ」
「そうなのかな」
 デートだということは認めるけれど、それで「付き合う」ことになるのかな。
 結子は目を細めたが、口元に不適な笑みを浮かべている。
「どこに行くの?」
「ピアノの演奏会」
 ふうん、と愛美からもさほど興味の無さそうな返事が返って来た。
「私の先生のと、圭太郎君の」

 そこでまた、二人の目が輝いた。

「誰なの?」
「ケータロークンって」
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