夢オチ<22ページ>
『さっさと…殺したらいいのに』

僕は、男の質問を無視して呟いた。

『殺したりしないさ。これはゲームなのだから…』

僕の言葉に、男の声が少し嬉しそうに響く。


殺さない…だって?


矛盾してる。


いつ終わりが来るのか分からないゲーム。


どうせ、死ぬまで続くゲームなのだろう?

僕には、男が何を考えてるのか分からない。






『何がしたいんだよ』


僕はただ、疑問に思った。

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