恋に恋する五秒前
私は汗をタオルで拭き、階段を下りた。
すると自動販売機の前でヒロヤス君が待っていて私は走って向かっていった。
「ごめん!!どうしたの?」私が汗を拭きながら言うと
「いきなりで悪いんだけど、俺と付き合ってくれ!!」
「えっ?!!」自分の口からすぐ声が出て来たのが分かる。
「ハナちゃんの一番の近い存在にいたい!」言われた言葉が嬉しくて、なんだか変な気分にはならなかった。
「私でよければお願いします!」とあっさりokしてしまった。
お見舞いに来てくれたり、気をつかってくれたり、私を引っ張って行ってくれたり…凄く嬉しかった。
だからいきなりだったけどokしてしまった。
「ミックスダブルス・カップルペアで頑張ろうな!!ハナ」
「うん!!」ヒロヤス君は顔を赤くしながらも行ってしまった。