ぼくがママ
ママがおひるにたべたごはんのおさらが
つくえのうえにあった
ぼくはそれをあらった
なみだをながしながら
あらった
ママは
ぼくがしあわせそうにすごしていたから
なにも言わなかった
ずっとひとりだったぼくを見ていたから
げんきなぼくをみまもってくれていた
ママは
パパがいないから
いつもひとりだった
ぼくが
ママをまもってあげなきゃいけなかったのに
ぼくがわがままだから
ママは
ひとりでがんばっていた
ママ
これからは
ぼくがおうちのこと
てつだうから
おもいにもつはぼくがもつから
だから
かえってきて
ぼくのママ